データドリブン・マーケティング&ADフォーラム|2015年2月12日(木)・13日(金)よみうり大手町小ホール

本イベントは終了しました。
ご来場誠にありがとうございました。

タイムテーブル1日目

10:00~11:00
K-1基調講演1
ビッグデータで儲ける3つの原則
~人工知能・人間・ハピネス~
株式会社日立製作所
中央研究所
主管研究長
矢野 和男
講演概要

10年前から先行してビッグデータやウエアラブルにとり組んできた実績を元に、データをマネーに換える原則を事例を踏まえて紹介します。ビッグデータは、人工知能と組み合わせることで、使うほど新たな儲けを生むテクノロジーになります。2014年の年間ビジネス書トップ10(BookVinegar社、日本人著者では1位)に選ばれた『データの見えざる手』の背後にある考え方を著者自ら説き明かします。

内容レベル

入門・(脱初級)・中級・上級
入門~上級の方まで幅広くお聞きいただける内容ですが、最も役立てられるのは脱初級レベル以上の方です。

参加対象者

ビッグデータの活用に関心のある人を対象とし、業種は問いません。

受講するメリット

ビッグデータとは何か、ビッグデータでどうやったら儲けられるのかが理解できます。

講師プロフィール

工学博士。1984年(株)日立製作所に入社。中央研究所で半導体の研究に従事し、世界初の単一電子メモリの室温動作を実証した。2003年頃から世界に先駆け、ビッグ・データの収集、活用技術に取り組む。センサーによる身体運動を記録した「ヒューマンビッグデータ」から、時間の使い方・組織運営・経済現象などの人間行動や社会現象を解き明かし、人間と社会に関する認識を根底からくつがえす科学的新事実を示している。論文被引用件数は2500件を超え、特許出願も350件以上。

11:10~11:55
特別講演1
DeNAマーケティング部門を支えるデータ可視化ツール
~データドリブンマーケティングの成功に不可欠な3つの要素~
講演概要

Domoは、データに基づいた的確な意思決定をリアルタイムに行うための、ビジネス管理プラットフォームです。

本セッションでは、DeNAからデジタルマーケティング部の方をお招きし、同社でデータドリブンマーケティングを実践するにあたり必要となる3要素について、課題やDomo導入による解決方法、その効果を交えてお話いただきます。

内容レベル

入門~上級
マーケティングに関する知識・経験のレベルは問いません。

参加対象者

データを活用してマーケティング業務を改善したいと考えている方、データドリブン・マーケティングのカルチャを社内に浸透させたいと考えている方、が主な対象です。

受講するメリット

データドリブン・マーケティングの実践について、国内企業の事例を通じ、具体的に知ることができます。

ドーモ株式会社
代表取締役
水嶋 ディノ
講師プロフィール

カントリーマネージャーとしてDomo Inc.の日本事業を担当。Domo以前は、マーケティングディレクターとしてOmnitureでウェブ解析ツールのSiteCatalystをはじめとするデジタルマーケティングソリューションの急成長に貢献。その他インターネット、IT企業において営業、事業開発、マーケティングの要職に従事。

株式会社ディー・エヌ・エー
デジタルマーケティング部
チームリーダー
川田 穂高
講師プロフィール

2009年に慶應義塾大学環境情報学部を卒業後、ネット系広告会社のベンチャーキャピタル、同社の新規事業開発部門、子会社の設立参画・立ち上げを経て、2011年株式会社ディー・エヌ・エーに入社。2014年4月より現職。マーケティング本部では、オウンドメディアのトラフィックを統括する他、自社サービスのグロースハックを担当。また、グロースハックに必要な、アクセス解析ツールやBIツールのビジネスオーナー。

株式会社ディー・エヌ・エー
デジタルマーケティング部
佐藤 久美子
講師プロフィール

2008年 楽天株式会社入社。マーケティング部門にて楽天市場のウェブマーケティングチームに所属。

SEM運用を担当し、計測環境の整備と規模拡大、効率化を実施。

2013年 株式会社ディー・エヌ・エー入社。デジタルマーケティング部所属。Domoプロジェクトリーダー、データドリブン エバンジェリストとして主に領域ごとのKSF,KPIの設定、モニタリング環境整備、ツール活用推進を担当。

12:05~12:50
LA-1ランチセッション1
グローバル企業が実践するData Driven Marketing
~IBMがチャレンジする次世代マーケティングの戦略と組織~
日本アイ・ビー・エム株式会社
マーケティング
コミュニケーション&ブランドエクスペリエンス部長
山口 有希子
講演概要

IBMは、データを重視するマーケティングを実践するために、グローバルでマーケティングの組織改革を行っています。具体的には認知からリード獲得まで、データを元に実践する約20のプロジェクトが走っています。今、何故それが必要なのか、具体的にどういう変革を行っているのか、世界で実践している具体的な事例も含めご紹介致します。まだまだ変革の途中ですが、実践内容をご参考にして頂くと幸いです。

内容レベル

中級

参加対象者

マーケティング組織のマネージャ向け

講師プロフィール

マーケティングコミュニケーションに20年以上従事。Lucent Technologies, Cisco Systems, Overture、Yahoo!JAPANのマーケティングコミュニケーション部長を経て、日本IBMにてコミュニケーション&ブランドエクスペリエンス部長として、広告宣伝、広報、デジタルマーケティング、社会貢献部門を管轄。 日本アドバタイザーズ協会 理事、国際委員会 委員長。

13:00~13:45
A-1
デジタルとデータ「現場でどの切り口で役立てるかが重要」
~「お客様との関係作り」を目指したマーケティングへのデータ活用取組み現状~
森永乳業株式会社
広告部長
寺田 文明
講演概要

知覚品質での差別化が難しくなる中、お客様の心を動かし行動を促すにはエモーションの伝達が必要である。「究極の広告は個対個の対話」を掲げコミュニケーションを通じエモーションが伝わる方法を模索する中、デジタル技術とデータは、このエッセンスを残しスケールアップできる強力なツールである。実際の活動推進には部門を超えた連携が必要であり、現実的なアプローチをせざるを得ない。データ活用サイドの現場をお伝えします。

内容レベル

初級~中級
顧客に関するデータやアドテクノロジーを、お客様とのコミュニケーション分野で現実的どのように活用しているかという実践的な内容です。難しい内容はありません。

参加対象者

最寄品・低関与品を流通を通じ商品販売をする企業の方、こうした企業にコミュニケーション戦略を提案される広告会社の方、アドテクやDMPデータなどのデータ活用サービスを提供される企業の方など。

受講するメリット

これまでにないリテラシーが必要な「デジタル技術やデータの活用」という難しい世界と、お客様にこの商品をお届けしたいというシンプルな使命を持った現場とをつなぐものは何かに悩む一現場を知ることができる。

こんなニーズや悩みにこたえられる内容です

ECや店舗と関連の少ない消費財メーカーで、データ活用やアドテクノロジーなどの出現にどう取り組もうかという悩み。この課題に対し、実際に試したこと、試していることを知りたいというニーズ。

講師プロフィール

1984年森永乳業入社。東京多摩工場勤務、中央研究所で電子レンジ食品等研究開発、製品開発部で飲料商品企画に携わる。慶応ビジネススクール留学後、92年米国駐在でロングライフ豆腐販売会社勤務、現地企業と豆腐製造合弁会社立上げに関わる。99年帰国後、総務部秘書室で役員関係業務、営業本部室で営業企画や営業・マーケター向け社内大学企画、2008年5月より広告部に異動、広告コミュニケーション活動全般に携わる。

B-1
ZOZOTOWNにおけるCFM(Customer Friendship Management)戦略
~CRMからCFMへ。Event Based Marketingの有効性~
株式会社スタートトゥデイ
取締役 兼 ホスピタリティ・マーケティング本部 本部長
清水 俊明
講演概要

10周年を迎えたファッションECサイト「ZOZOTOWN」が、1000万人の顧客と「友達のような関係になること」を目指してCFMを掲げた背景、ここまで取り組んできた戦略についてお話します。

内容レベル

中級~上級
自社のCRM戦略策定に従事する管理職以上の方向けです。

参加対象者

BtoCビジネスに関わるマーケティング戦略、CRM戦略策定・実行に従事する方

受講するメリット

ビッグデータを活用したCRM戦略策定、システム構築、組織体制にかかわるフレームワークについて「ZOZOTOWN」の事例を元に学べます。

こんなニーズや悩みにこたえられる内容です

CRMをどのように推進すれば良いか悩んでいる方への一例

講師プロフィール

過去20年間に渡り、複数の事業会社でマーケティング全般に幅広く従事。株式会社スタートトゥデイ入社後は、従来のCRM戦略を超えるコンセプトとして独自のCFM戦略(Customer Friendship Management=顧客と友達のような関係になること)を掲げ、ビッグデータ時代における新しいサービスデザインのあり方に取組んでいる。

14:00~14:45
A-2
重要なのはビッグデータ解析ではなくデータ開発です。貴社のデータはそもそも整理・統合されていますか?
~質の低いデータからは質の低い情報しか取れません。価値を生む分析を可能にするのは質の高いデータ開発です。~
アグラ株式会社
代表取締役
丹下 博
講演概要

日米ともにデータ・サイエンティストの業務の80%がデータ統合・クレンジングに費やされています。データ・アナリティクス以前の問題として、企業のビッグデータは大量に存在しても実態はバラバラでクレンジングもなされていない為、活用できません。今から必要なのは、ビッグデータ解析ではなくデータの開発とそれを効率的に実現するデータ基盤です。昨年12月に公開されたオムニチャネルの事例や、大手IT企業の顧客データ統合、会計データの可視化など、実際の企業データの事例を介して最新のデータ・アジャイル開発手法をご紹介します。

内容レベル

入門~上級

参加対象者

企業合併を行ったりグローバルな活動を行う企業経営者。データ・サイエンティスト業務をされている方。企業の様々なデータを経営に活かす活動をされている経営企画部、マーケティング部、管理部、経理部、情報システム部の方。
なぜ有効なデータ活用が出来ないかの本質的な解決策をお探しの方すべて。

受講するメリット

良いデータ活用をするためには質の高いデータを収集し、活用できる形に整える必要があります。ほとんどの企業はこの過程をとらないので、質の低いデータからの解析にとどまりがちです。1)データ調査、2)データシミュレーション、3)名寄せ・クレンジング、これらを効率的に行いデータを経営資源に変えることが出来れば、データ解析はわずかな労力で成功します。それらの一連の工程をご紹介します。

こんなニーズや悩みにこたえられる内容です

ビッグデータの需要の高まりとともに、企業内データ解析の重要性は高まる一方です。しかし企業のデータは呼称、粒度、単位、言語等がバラバラであり、横串で見る場合、データ自体が使い物にならず、ビッグデータとして解析する以前の問題が山積しています。従来これらを解決する為には、人海戦術による、複雑なプログラム作業やマスタ統合作業が必要になり、あまりの複雑性から半ば「諦められている」課題でした。

また、膨大な時間をかけても、M&A等の経営のスピードに間に合わず、使い物にならなかったり、データ移行や、データメンテナンスの難しさも加わり、プロジェクト自体が遅延、失敗することも少なくありません。AGRAはこのようなニーズや悩みに応えられる製品ソリューションを提供しています。

講師プロフィール

1964年生まれ 新卒で株式会社アシストへ入社。
データベース技術者を経て、日本オラクル創業時に佐野社長より「運命の前髪をつかめ」と声をかけられ入社。
以後グローバル企業へのERP担当を経て社長補佐、西日本支社長、執行役員。
2008年、データ統合の特許を持つ「AGRA」の販売、コンサルティングを行うアグラ株式会社を創業。
グローバル製造業や流通業、ECサイト、大手IT企業を中心にデータ統合、データクレンジング、名寄せをアジャイル手法で行うソリューションを提供している。

B-2
成長している100サイト分析して分かったコンバージョンが増えるサイトのつくり方
株式会社ユーザーローカル
取締役 COO
渡邊 和行
講演概要

スマホのアクセスが急増している昨今、各社デジタルマーケティングに投資する中で成果を出している会社ではサイト分析にどのように取り組んでいるか、Web解析ツールのUser Insightを活用した成功事例を中心にお話します。

日本を代表する企業から成長途上のスタートアップまで700社以上の導入実績のあるUser Insightの導入企業でコンバージョン率を上げているサイトの共通点をお話します。

内容レベル

入門・脱初級

講師プロフィール

株式会社ユーザーローカルは、高機能なアクセス解析ツール ユーザーインサイト(User Insight)や、クチコミ分析に対応したソーシャルメディア解析ツール ソーシャルインサイト(Social Insight)を開発している、ビッグデータ分野のベンチャー企業です。

15:00~15:45
A-3
電博若手現場が語る!赤裸々分析トーク
株式会社スケールアウト
CMO 兼 デジタルエージェンシー本部 本部長
菅原 健一
講師プロフィール

モバイルインターネット黎明期に携帯コンテンツ制作会社の立ち上げに参画。主に外資系クライアントのサイト企画・制作プロデューサーを務めた後、株式会社ヴィクシアで海外マーケティングサービスの日本市場導入やSEM、メールマーケティング事業に携わる。2013年1月に広告プラットフォームとしてDSP/SSP/DMP/第三者配信/タグマネージメント等を統合提供可能なScaleOut Ad Platform、媒体社収益最大化システムのSSPアドジェネレーションなどを有するスケールアウト入社、CMO就任。サービスのサービス開発、マーケティングを担当(スケールアウトは現在KDDI子会社)。海外アドテクノロジーイベントへの参加多数、海外アドテクノロジー企業の情報にも精通。マーケティングのデジタル化を啓蒙するため、執筆、講演活動を積極的に行う。

株式会社電通
統合データ・ソリューションセンター
データサイエンティスト
近藤 康一朗
講師プロフィール

2010年電通入社。データ・サイエンティストとして、広告主のデータ解析、ソリューション導入・構築、施策PDCAを担当。SAS、Python、SQL、R、Tableauなど様々なツール/プログラミング言語を駆使した高度な解析と、元コピーライターの経験を活かしたコミュニケーション戦略提案を行う。2013年以降、電通トップクライアントに対するデータマーケティングの推進に従事。

株式会社電通
マーケティングソリューション局
チーフ・マーケティング・プランナー
川邊 忠利
講師プロフィール

2006年電通入社。入社以来、メディアプランニングやPDCA業務を担当。シミュレーションモデルをベースにした事業計画の策定などを行っている。また、近年は広告配信やマーケティングオートメーション、ダッシュボード等の各種ソリューションを組み合わせたマーケティングプラットフォームの提供にも従事している。

株式会社博報堂DYメディアパートナーズ
データドリブンビジネスセンター
篠田 裕之
講師プロフィール

2008年博報堂DYメディアパートナーズ入社。データドリブンビジネスセンター兼メディアビジネス開発センター所属。SEM、DSPなど運用型広告全般のメディアプラニングを経て、2013年度よりDMPを用いたウェブマーケティング施策立案、および、ビッグデータを用いたデータビジュアライズ業務を担当。

株式会社博報堂DYホールディングス
マーケティング・テクノロジー・センター
猪谷 誠一
B-3
データ分析と意思決定の狭間
~「数学的に正しい解」と「現場的に使える解」の違い~
大阪ガス株式会社
情報通信部 ビジネスアナリシスセンター
所長
河本 薫
講演概要

データ分析のゴールは、パワーポイントで分析結果を纏めることではなく、ビジネスを変えることである。しかるに、企業内で行われるデータ分析の大半は、前者にとどまり、後者にたどりついてないのではないだろうか。本セッションでは、大阪ガスが経験してきた苦労話や事例を交えながら、前記の原因とそれを解消する方策について提唱したいと思う。

講師プロフィール

京都大学大学大学院工学研究科応用システム科学専攻修了。1991年、大阪ガス入社。98年から二年間、米国ローレンスバークレー国立研究所にてエネルギー消費データ分析に従事。現在、ビジネスアナリシスセンター所長として、8名の分析者を率いる。近著に「会社を変える分析の力」、監修書に「真実を見抜く分析力」がある。日経情報ストラテジーが選ぶ初代データサイエンティストオブザイヤー。

16:00~16:45
A-3セッションのサテライト会場となります。
17:00~18:00
K-2基調講演2
ネスレ日本におけるCMOの役割とその展開について
ネスレ日本株式会社
マーケティング&コミュニケーションズ本部
チーフ・マーケティング・オフィサー 常務執行役員 本部長
石橋 昌文
講演概要

コミュニケーション、サービス、ビジネスモデルにおけるイノベーションについての実例をベースに、ネスレ日本におけるCMOの役割とその展開についてご紹介いたします。

内容レベル

中級

参加対象者

マーケティング業務に関わる方々

受講するメリット

CMOの役割とは何か、またマーケティング組織管理・運営について学びたいと思われている方にとって、何かの気付きになれば幸いです。

こんなニーズや悩みにこたえられる内容です

組織の中でのCMOの位置づけ、組織体制の構築そして業務の推進・開発についてを考えるきっかけになればよいと考えます。

講師プロフィール

1985年ネスレ日本入社。営業・マーケティング部門を経て2009年に現職。ネスレコンフェクショナリーのマーケティング担当時代にキットカットの受験キャンペーンを展開。現在CMOとして、コミュニケーション、メディア、マーケティング インテリジェンス、デジタルマーケティング、イーコマース、コンシューマーエンゲージメントを担当。