IoTセキュリティフォーラム2016~すべてのモノがつながる時代の安心・安全を考える~|2016年9月15日(木)、16日(金)御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター

開催概要 タイムテーブル[9/15] タイムテーブル[9/16]
本イベントは終了しました。
ご来場誠にありがとうございました。

タイムテーブル 9月16日(金)

09:15~09:30
(15分)
OP-2オープニングリマークス
松本 勉
横浜国立大学
大学院環境情報研究院/先端科学高等研究院
教授
松本 勉
09:30~10:20
(50分)
K-2基調講演
IoT時代のセキュリティ脅威と今後の動向
鵜飼 裕司
株式会社FFRI
代表取締役社長
鵜飼 裕司 氏

概要

IoTを活用したサービスがサイバー攻撃を受けた場合、情報のみでなく、物理的な被害をもたらすリスクも存在する。そのリスクに応じたセキュリティ対策がソフトウェアとハードウェアの両面で必要である。セキュリティカンファレンスの研究発表の紹介を通して、IoT時代に必要と考えられるセキュリティについて解説する。

株式会社FFRI
代表取締役社長

鵜飼 裕司 氏

2007年7月、セキュリティコア技術に関する研究・開発を主事業とする株式会社FFRIを設立。
内閣サイバーセキュリティセンター「サイバーセキュリティ戦略本部 普及啓発・人材育成専門調査会」など、多数の政府関連プロジェクトの委員、オブザーバーを歴任。
BlackHat - Content Review Board Member

10:20~10:50
(30分)
S-2特別講演
忘れていませんか? IoTサービス基盤を支えるネットワーキングを
岡崎 修二
日本ヒューレット・パッカード株式会社
エンタープライズグループ事業統括 ネットワーク事業統括本部
市場開発担当部長
岡崎 修二 氏

概要

インターネットの出現が壁のない世界を作り、スマートデバイスの躍進によって本格的なモビリティーが始まった。そして遂に、デバイスの高度化と無線技術の進歩が、全てのヒト・モノ・カネ・情報を繋ぐIoT 社会を支える重要な役割を担う瞬間が始まる。”単純につなぐだけではない” IoTネットワーク・セキュリティの本質について本講演で述べる。

日本ヒューレット・パッカード株式会社
エンタープライズグループ事業統括 ネットワーク事業統括本部 市場開発担当部長

岡崎 修二 氏

日本ヒューレット・パッカード ネットワーク事業統括(通称HPE Aruba)において通信事業、公共、研究機関、民間企業のお客様向けにモバイル・IoTネットワーキングにおける次世代認証を基軸としたセキュリティソリューションの啓蒙と拡販を担当。

10:40~10:50
(10分)
休憩
10:50~11:20
(30分)
S-3特別講演
IoTにおけるプライバシーの課題と保護技術
菊池 浩明
明治大学
総合数理学部
教授
菊池 浩明 氏

概要

IoTデバイスによるセンシングが盛んに行われている。顔画像などの情報は、それだけで特定の個人を識別する可能性があり、個人情報として十分な配慮をする必要がある。本講演では,これらのプライバシーにかかわる注意点などを解説し、匿名加工などによるプライバシー保護の方法について述べる。

明治大学
総合数理学部 教授

菊池 浩明 氏

明治大学院博士前期課程修了。1994年同博士(工学)。
(株)富士通研究所、東海大学情報通信学部を経て、2013年より明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科教授。
http://www.isc.meiji.ac.jp/~kikn/profile2013.html

11:20~12:20
(60分)
休憩
12:20~13:30
(70分)
A4-112:20〜12:50(30分) ハードウェアセキュリティ
IoTを支えるハードウェアセキュリティと計測セキュリティ
松本 勉
横浜国立大学
大学院環境情報研究院/
先端科学高等研究院
教授
松本 勉

概要

IoTのセキュリティ強化に不可欠な、高度な暗号やセキュリティ機能を実現するハードウェア、ハードウェアの耐タンパー性/耐クローン性、ハードウェアの仕様と機能の乖離の解消(ハードウェアトロージャン対策)、センサ等の情報取得段階でのセキュリティ(計測セキュリティ)といった、ハードウェアとセキュリティが絡むテーマ群を扱う技術領域「ハードウェアセキュリティ」の重要性と近年の研究の盛り上がりについて紹介する。

横浜国立大学
大学院環境情報研究院/先端科学高等研究院 教授

松本 勉

1986年東京大学大学院電子工学専攻博士課程修了、工学博士。同年横浜国立大学講師。2001年大学院環境情報研究院教授。2014年より先端科学高等研究院を兼務。ネットワーク・ソフトウェア・ハードウェアのセキュリティ、暗号、耐タンパー技術、生体認証、人工物メトリクス等の研究教育に1981年より従事。1982年にオープンな学術的暗号研究を目指した「明るい暗号研究会」を4名で創設。2005年-2010年国際暗号学会IACR理事。電子情報通信学会業績賞、ドコモ・モバイル・サイエンス賞、情報セキュリティ文化賞、文部科学大臣表彰・科学技術賞等を受賞。

A4-212:50〜13:30(40分) ハードウェアセキュリティ
組込み技術(半導体)から見るIoTセキュリティ
江川 将偉
株式会社SELTECH
代表取締役社長
江川 将偉 氏

概要

ARM、Intel、MIPSといった主要CPU IPベンダーが、ソフトウェアレベルでのセキュリティ対策の限界と、ハードウェアレベルでのセキュリティ対策の必要性を訴え、実際にハードウェア支援機構を実装している。
本講演では、その理由とハードウェア支援機構を活用した弊社ハイパーバイザー「FOXvisor」を用いたIoT時代のセキュリティについて発表する。

株式会社SELTECH
代表取締役社長

江川 将偉 氏

1977年生まれ。大阪府出身。カリフォルニア州立大学航空宇宙工学専攻、半導体商社である(株)PALTEK、(株)トーメンエレクトロニクスを経て2009年に(株)SELTECHを設立、社長に就任。

B412:20〜13:30(70分) DARKTRACE Hour
IoT時代のセキュリティ対策新機軸
〜機械学習を駆使し、未知の脅威をリアルタイム検知
John Kirch
ダークトレース・ジャパン株式会社
リージョナル カントリー
マネージャー 北アジア
John Kirch 氏

概要

あらゆるモノがネットワークにつながるIoT時代。1つのデバイスにおける脆弱性は制御系システム全体の脆弱性につながり、脅威は企業活動のみならず産業全体に甚大な影響を及ぼしかねない。ますます複雑化・巨大化するシステム全体の定常状態を機械学習で常に把握・可視化し、異常な挙動を即検知する、新時代のセキュリティ対策「Enterprise Immune System」について紹介する。

ダークトレース・ジャパン株式会社
リージョナル カントリー マネージャー 北アジア

John Kirch 氏

日本のハイテク業界で25年間に渡りビジネス・ディベロップメント、マーケティング、営業の要職を歴任。サイバーセキュリティ、組織パフォーマンス・マネジメント(OPM)、音声・データ通信の最先端技術を日本やAPAC主要市場の企業に提供してきた。米国カリフォルニア州パロアルト出身、デューク大学を卒業後、日本の経済産業省によるIISTプログラムの奨学金で来日。

IoT 次世代のネットワークセキュリティ 「違和感の可視化」
山口 智
株式会社ピーエスアイ
山口 智 氏

概要

IoT社会の次世代ネットワークでは、Windows以外の様々なデバイスの混在を前提としているため、デバイスの種類に依存しない新しいセキュリティの概念が必要とされている。新ジャンル、セキュリティスイッチ FASと人工知能型セキュリティDarktraceによる、「違和感の可視化」について紹介する。

株式会社ピーエスアイ
山口 智 氏

2011年株式会社ピーエスアイに入社以来、セキュリティエンジニアとしてFortinet社およびチェックポイント社のファイアーウォール製品のビジネスに従事。現在は様々な業界の情報セキュリティ市場に対して、新しい概念を提唱するため活動中。

13:30~13:50
(20分)
休憩
13:50~15:00
(70分)
A5-113:50〜14:20(30分) ハードウェアセキュリティ
トロージャン攻撃に関するハードウェアセキュリティ分野の研究動向
﨑山 一男
電気通信大学
大学院情報理工学研究科
教授
﨑山 一男 氏

概要

ICチップ上にトロイの木馬を忍び込ませ、そこを拠点としてシステムに攻撃を仕掛ける「ハードウェアトロージャン」が深刻な問題となることが知られている。本講演では、ハードウェアセキュリティ研究者が取り組む最新の研究動向について分かりやすく紹介する。

電気通信大学
大学院情報理工学研究科 教授

﨑山 一男 氏

1996年大阪大学大学院基礎工学研究科博士前期課程修了後、日立製作所に入社、モバイル向け半導体の設計・開発に従事。2003年UCLAでM.Sc.、2007年K.U. LeuvenでPh.D.を取得、2008年電気通信大学准教授。2013年より同大学院教授。暗号工学、ハードウェアセキュリティ、サイバーフィジカルシステムの研究に従事。

A5-214:20〜15:00(40分) ハードウェアセキュリティ
Coming soon.
B5-113:50〜14:20(30分) フィンテック
IoTとFinTechは金融をどう変えるか
岩下直行
日本銀行
決済機構局
審議役・FinTechセンター長
岩下 直行 氏

概要

IoTは金融業界にもその影響を及ぼしつつある。特に、FinTechと呼ばれる新しい分野で、IoTとの連動を意識した試みが進められている。本講演では、最近海外で発生したIoTとFinTechへのセキュリティ侵害事例を参考に、技術とビジネスの両面から教訓を学ぶとともに、そうした技術進歩がこれからの金融にどういう影響を与えるかを述べる。

日本銀行
決済機構局 審議役・FinTechセンター長

岩下 直行 氏

1984年慶應義塾大学経済学部卒、日本銀行入行。1994年に日銀金融研究所に異動し、以後約15年間、金融分野における情報セキュリティ技術の研究に従事。同研究所・情報技術研究センター長、下関支店長、2011年7月から日立製作所 情報・通信システム社に出向、2013年7月決済機構局参事役、2014年5月金融機構局審議役・金融高度化センター長、2016年6月決済機構局審議役・FinTechセンター長。

B5-214:20〜15:00(40分) フィンテック
中間者攻撃対策(取引認証)の従来技術の課題と解決策 を探る
- スーパー乱数表はこう使え!
藤井 治彦
バンクガード株式会社
代表取締役
藤井 治彦 氏

概要

ワンタイムパスワードは電池切れ・故障対応が必要でありTCOが増大する。スマホ認証は乗っ取り攻撃を防御できなかったり、適用可能者を限定する。本セッションでは、従来技術の安全性・経済性・利便性の課題を指摘し、解決策としてのスーパー乱数表について説明を行う。またこれとセットにしたネットバンク不正アクセス保険の紹介も行う。

バンクガード株式会社
代表取締役

藤井 治彦 氏

博士(工学)。Two-Path User Authentication発明者(特許第3497799号、総務省・大手IT学会協賛テレコムシステム技術省受賞)。NTT研究所出身(ノーベル賞候補も在籍する暗号部隊に在籍)。バンクガード(株)は、国内外の主なFintech関連の賞を受賞。世界最大のFintechアクセラレーションプログラムStartupBootupBootCamp @ Singaporeでは、34か国300社応募で3位合格。国内ではNTTデータ主催のベンチャーコンスト「豊洲の港」優勝。英国・ルクセンブルグ・韓国首相/蔵相前登壇。

15:00~15:20
(20分)
休憩
15:20~16:50
(90分)
AF-1After Forum Session
で、IoTセキュリティって何なんでしょうね?

日本のセキュリティ業界を躍進させる起爆剤か?はたまた壮大なバズワードか?2日間に渡るフォーラム終了後、若手&おじさんハッカー、組み込みセキュリティの達人、海外セキュリティコミュニティの伝道師、セキュリティ人材育成の鬼が結集し、改めてIoTセキュリティとは何か、その実体と可能性について(ユルめに)大激論。

  • 丑丸 逸人 氏
    株式会社サイバーディフェンス研究所
    技術部 バイナリアン分析官

    丑丸 逸人 氏

    株式会社サイバーディフェンス研究所
    技術部
    バイナリアン分析官

    丑丸 逸人 氏

    マルウェア解析のエキスパート。サイバーディフェンス研究所のインシデント対応、フォレンジック調査の業務においてマルウェアの解析および付随する脅威分析、バイナリを対象とした診断などを行っている。ハンドルネーム「ucq(勇士Q)」として世界各国のCTF大会を渡り歩き、過去優勝も経験。

  • 佐藤 勝彦 氏
    株式会社シマンテック
    コンサルティングサービス本部
    プリンシパル コンサルタント

    佐藤 勝彦 氏

    株式会社シマンテック
    コンサルティングサービス本部
    プリンシパル コンサルタント

    佐藤 勝彦 氏

    組み込み機器、携帯電話、モバイルアプリの15年以上経験を生かしてセキュリティ分野で活動中。特にモバイル機器のハッキング手法に精通している。

  • 篠田 佳奈 氏
    株式会社BLUE
    代表取締役

    篠田 佳奈 氏

    株式会社BLUE
    代表取締役

    篠田 佳奈 氏

    株式会社BLUE代表取締役。情報セキュリティ国際会議CODE BLUE発起人。APWG カンファレンスマネージャー/アジアリエゾン。システム管理、セキュリティサポートを経て、(株)ネオテニーにて、暗号・セキュリティの調査研究、新規事業開発に従事。海外セキュリティコミュニティの取材多数。

  • 園田 道夫 氏
    国立研究開発法人
    情報通信研究機構(NICT)
    セキュリティ人材育成研究センター
    研究センター長

    園田 道夫 氏

    国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)
    セキュリティ人材育成研究センター
    研究センター長

    園田 道夫 氏

    セキュリティ・キャンプの企画に開始から13年携わる。2012年SECCONを立ち上げCTFの普及活動を行う。現在NICT人材育成研究センター長。サイバー大学専任教授。

  • 竹久 達也 氏
    株式会社ニッシン
    技術部ソフトウエア課
    テクニカルディレクター

    竹久 達也 氏

    株式会社ニッシン
    技術部ソフトウエア課
    テクニカルディレクター

    竹久 達也 氏

    制御・組み込み系SEとして、20年以上の経験を持つ。2007年から活動の場をセキュリティ分野に移し、省庁や独法系委託研究の研究・開発を行う。現在、株式会社ニッシンにて、サイバーセキュリティに関する研究・開発に従事。仮想化技術や、生体認証システムへの攻撃とその防御手法に関する研究を行っている。

  • 井上 大介 氏
    モデレータ
    国立研究開発法人情報通信研究機構
    ネットワークセキュリティ研究所
    サイバーセキュリティ研究室 室長

    井上 大介 氏

    国立研究開発法人情報通信研究機構
    ネットワークセキュリティ研究所 サイバーセキュリティ研究室
    室長

    井上 大介 氏

    1997年横浜国立大学において松本勉教授に師事し、セキュリティ分野の研究を開始する。2003年通信総合研究所(現 情報通信研究機構)に入所。インシデント分析センターNICTER、対サイバー攻撃アラートシステムDAEDALUS、サイバー攻撃統合分析プラットフォームNIRVANA改などのサイバーセキュリティ技術の研究開発を行う。博士(工学)。

プラチナスポンサー

  • 日本ヒューレット・パッカード株式会社
  • PwCサイバーサービス合同会社

ゴールドスポンサー

  • イータス株式会社
  • ウェブルート株式会社
  • 株式会社SELTECH
  • チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社
  • バンクガード株式会社
  • 株式会社ピーエスアイ
  • ダークトレース
  • フォーティネットジャパン株式会社
  • 日永インターナショナル株式会社

プラチナスポンサー

  • 日本ヒューレット・パッカード株式会社
  • PwCサイバーサービス合同会社

ゴールドスポンサー

  • イータス株式会社
  • ウェブルート株式会社
  • 株式会社SELTECH
  • チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社
  • バンクガード株式会社
  • 株式会社ピーエスアイ
  • ダークトレース
  • フォーティネットジャパン株式会社
  • 日永インターナショナル株式会社