CIO／情報システム部門は今、岐路に立っていると言えるかも知れません。1つは、これまで通りの外注体制を維持しつつ、自らは案件や予算の管理に専念する道。モバイルやWeb、IoTなど新たなITを生かした新システムは事業部門、あるいは"第2システム部門"とも称される部門に委ねる方向です。もう一つは企画・開発能力を獲得して自ら、あるいはパートナーと密接に協力・協同する道。経営や事業をITでドライブ（駆動）するべく必要な能力を獲得し、ITと経営のプロとして会社に貢献するわけです。

経営／事業部門の期待はどちらにあるか、そしてCIO／情報システム部門はどちらに舵を切るべきでしょうか？ITが経営をリードする「デジタルビジネス時代」（ガートナー）という言葉を引用するまでもなく、後者であることは明らかでしょう。業務プロセス刷新・高度化やワークスタイルの変革、顧客の獲得とエンゲージメント、IoTを駆使した新事業やサービスの創出など、今日のIT活用はどれをとっても企業の未来に直結するからです。欧米の先進企業はおしなべてシステムの企画・開発を自ら主導しています。

しかし後者の道には「経営や事業をITでドライブ（駆動）するべく必要な能力」を、どうするのかという高い壁があります。本セミナーはこれに焦点を当て、先進ユーザー企業、問題意識の高いIT企業、トップ・アナリストが議論を展開します。その壁は実のところ意外に低く、鍵は「可視化」「プログラミング能力」「アーキテクチャ」にあります。CIO、情報システム部門、情報システム子会社の皆様のご参加をお待ちしております。