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セキュリティ対策を業務イノベーションへ結実させよ

取り巻くサイバー・セキュリティの脅威は、ITセキュリティなどのテクノロジー面への防御・保護を強化するだけでは無く、何気ない日常に潜む「うっかりミス」、単調な業務活動から来る「漫然とした業務対応」などににも十分注意する必要が有るのでは、無いでしょうか。言い換えれば、業務内容・業務プロセスを見直し、業務改革に繋げる視点が欠落していると言えます。

一方、情報セキュリティ対策は、社内情報伝達経路の不整備、曖昧な責任体制や対費用効果の不透明も重なり、被害の甚大性とは逆に、その施策や対応部署は、社内では、その評価が必ずしも高いとは言えないのが実情です。

こうした諸問題を背景に、「情報セキュリティ」をメインテーマに、まず、「標的型攻撃」被害の拡大要因と、認知ミス・思いこみ、どこにでもあるうっかりした事務ミスなどの「ヒューマンエラー」との接点・類似点・相関関係を解き明かし、業務プロセス改革へ導く道筋を提示致します。

合わせて、事例研究として、セキュリティ啓蒙などの「人的セキュリティ」、組織管理などの「管理的セキュリティ」、ファイアーウォールや認証などの「システムセキュリティ」等、業務形態・業務性質を分離し、セキュリティの強化から業務イノベーションへ繋げ、セキュリティ担当「部署」としても存在感を高める取組をしている企業事例を取り上げます。

また、セキュリティシステムを強化する先端ITソリューション――セキュリティ・アーキテクチャ、セキュリティ・ネットワーク、セキュリティ・インテリジェンス――などの紹介・解説を交え、有効なセキュリティシステム構築に役立つようにも考慮した3部編成のセミナーです。

先鋭化するセキュリティの脅威への対処と業務イノベーションとの融合と言う新たな取り組みの問題提起により、今までの認識を一変させ、必ずや有効な対策・施策を検討する1日になることを確信しております。

オープニング基調講演

情報セキュリティ:<標的型攻撃>への新たな対処策を考える
~日常の漫然とした注意力不足などの「ヒューマンエラー」にも着目せよ~

講演概要

「標的型攻撃」被害の拡大要因と、認知ミス・思いこみ、どこにでもあるうっかりした事務ミスなどの「ヒューマンエラー」との接点・類似点・相関関係を解き明かしながら、従来とは異なる観点からセキュリティ対策を考え直します。

単調・反復的なセキュリティ対策を、どうビジネスプロセス改革へ導くかへの問題提起を致します。

中田亨氏

講師

(独)産業技術総合研究所 セキュアシステム研究部門
セキュアサービス研究グループ 主任研究員
工学博士
中田 亨

プロフィール

2001年、東京大学大学院工学系研究科修了。博士(工学)。01年、独立行政法人産業技術総合研究所に入所。現在、同研究所 セキュアシステム研究部門・セキュアサービス研究グループに所属。国際電気標準会議 産業工程計測制御自動化分科会 ヒューマンファクターと機能安全グループ (IEC SC 65A AD-HOC GROUP 16, Human Factors and Functional Safety, IEC 61508) メンバー。
「品質と安全文化フォーラム」特別顧問。著書に、『事務ミスをナメるな!』(光文社新書)、『防げ 現場のヒューマンエラー』(日科技連出版)、『超入門 ヒューマンエラー対策』(日科技連出版)、 『ヒューマンエラーを防ぐ知恵』(化学同人)、「理系のための即効!卒業論文術」(講談社ブルーバックス)など。

クロージング基調講演

堀場製作所における情報システム部門の役割・位置付け
情報セキュリティ対策と業務イノベーションとの関係

講演概要

京都を代表とするグローバル企業「堀場製作所」をケース・スタディとして取り上げます。同社の社是「おもしろ おかしく(JOY and FUN)と「オープン&フェアー」の精神に基づいて推進する同社のIT戦略を、まず講演して頂きます。

加えて、セキュリティ啓蒙などの「人的セキュリティ」、組織管理などの「管理的セキュリティ」、ファイアーウォールや認証などの「システムセキュリティ」等、業務形態・業務性質を分離し、セキュリティの強化だけでは無く、業務イノベーションへ繋げる取組を、いかに実践しているのかを紹介して貰います。

新井修氏

講師

株式会社 堀場製作所
業務改革推進センター
情報技術担当センター長
新井 修

プロフィール

1972年、堀場製作所に入社、設計開発部門のコンピュータ化を担当。1985年よりITネットワークをベースとした基幹・CAD/CAM・工場・OAシステムの統合による業務改革を推進。 2001年より業務改革推進センター長、堀場グループの統合化に向けたPLMシステム、ERPシステムを導入。2009年4月より、業務改革推進センター 情報技術担当センター長。

同社の社是「おもしろ おかしく(JOY and FUN)と「オープン&フェアー」の精神をITを活用して具現化する中心の1人。

開催概要

テーマ 認識の大転換を迫られる企業におけるセキュリティ対策 in 京都 2013
~セキュリティ対策を業務イノベーションへ結実させよ~
日時 2013年8月29日(木)
13:30~17:45(受付開始 13:00~)
会場 キャンパスプラザ京都 第2講義室
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都
(ビックカメラ前、JR京都駅ビル駐車場西側)
http://www.consortium.or.jp/contents_detail.php?frmId=585
受講料 無料(事前登録制)
参加対象 経営者、経営管理の上層部層、経営企画部門、社内情報システム部門の方、または情報・ITセキュリティ対策部門に従事される方等
定員 200名
主催 株式会社インプレスビジネスメディア
協力 株式会社堀場製作所
特別協力 株式会社インサイトテクノロジー
後援 チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社
アカマイ・テクノロジーズ合同会社
EMCジャパン株式会社

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