本セミナーは登録受付を終了しました。
「ブロックチェーン」の話題が沸騰している、今日、この頃です。
その無限大の可能性を喧伝するものもあれば、機能性・性能に於いて本当に実務に耐えるものかと不信を募らせる方々も多いのではないでしょうか。
インプレスではこうしたトレンドを捕え、2016年9月に「ブロックチェーン基礎講座 2016 秋」として、ブロックチェーンのコアとなる分散コンセンサス・アプリケーション基盤環境を受講者に実際に構築・演習して頂く授業セミナを実施致しました。
定員一杯となる受講者に集まって頂き、授業内容についても高い評価を得ることが出来ました。
こうした声を受けて、「第2回ブロックチェーン基礎講座 2017 早春」として、引き続き、「演習」を核にした授業タイプのセミナーとして実施いたします。
主要な授業趣旨としては、
- デジタル署名によるデータ構造・ダイジェストを格納するブロックの連鎖の構造・コンセンサスプロトコル等、ブロックチェーンの持つ特徴・基本機能を演習に由って把握する
- ブロックチェーンを取り巻く現状から最新の動向をやさしく解説
とし、講義・演習の両面から知識・智見の習得を目的として授業を行います。
また、講師には、15年以上にわたりP2Pおよびデジタル通貨等の研究に従事し、最先端の分散コンセンサス基盤環境に精通する「慶應義塾大学SFC 研究所」の上席所員 斉藤賢爾 様を迎え、白熱授業を展開していただきます。
最終回(第5回:2月28日火曜日)には、株式会社エヌ・ティ・ティ・データから「ブロックチェーンの展望と課題~仮想通貨から社会インフラへ~」と題し講演を頂きます。
日本最大級のIT企業である同社から、ブロックチェーンの技術的動向やそのインパクト、加えて、同社の具体的な取り組み等を忌憚なくお話をしていただきます。
授業に厚みを加えるとともに、受講の皆さまと共に、その利用・活用を考える機会としてご活用下さい。
揺籃期のあるブロックチェーンを、講義・演習・ゲスト講演と多様な角度から理解を深めるよう構成致しました。
この授業受講後には、ビジネス/業務分野に幅広くの利用・応用を検討できるようになると確信しておりすので、1人でも多くの方々の受講を心よりお待ちしております。
一部繰り返しにもなりますが、既にフィンテック、ブロックチェーンプロジェクトに参加している方は勿論、新規事業企画部門・担当スタッフの方など幅広い階層の方々等、多くの部門・皆様のご参加を心よりお待ちしております。
- 今回授業の特徴
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- 分散コンセンサス基盤のプロトコル設定から、スマートコントラクトを実際に利用し、ブロックチェーンの基本機能・特徴を理解する
(ネットワーク設定、コントラクト言語または環境の作成、基本的な記法等、ライブネットへの接続、 開発環境(フレームワーク)の利用によるアプリケーションの作成等) - 合わせて、「Hyperledger Fabric」など最新のブロックチェーンの概要も説明し、多様なブロックチェーンの今を実感できる講義
- 他の同様なタイプの授業よりも低価格(受講料、テキスト代含)な受講料を実現
- 全5回。すべて就業後に参加し易い午後7時から授業を開始(1回:120分)
- 分散コンセンサス基盤のプロトコル設定から、スマートコントラクトを実際に利用し、ブロックチェーンの基本機能・特徴を理解する
※本ページは、「2017年2月」に実施した「ブロックチェーン基礎講座 2017」等の過去の授業コンセプト・実施した授業資料等を掲載しています。
「ブロックチェーン」の「基礎知識の修得」と言うメインコンセプトは、変わりませんが、「カリキュラム構成・内容・講師」などは、開催月によって異なりますので、その旨、ご考慮の上参照下さい。
タイムテーブル
2月15日(水) 19:00~21:00(120分) |
1限目:<ブロックチェーン概論>
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2月16日(木) 19:00~21:00(120分) |
2限目:<イーサリアム(Ethereum)入門>
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2月21日(火) 19:00~21:00(120分) |
3限目:イーサリアム実習 Ⅰ
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2月22日(水) 19:00~21:00(120分) |
4限目:イーサリアム実習 Ⅱ
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2月28日(火) 19:00~21:00(120分) |
5限目:【事例研究・講演】 「ブロックチェーンの展望と課題 ~仮想通貨から社会インフラへ~」 |
メイン講師
慶應義塾大学 SFC 研究所 上席所員・講師(非常勤)
早稲田大学 大学院経営管理研究科 非常勤講師
関東学院大学 人間環境学部 非常勤講師
一般社団法人アカデミーキャンプ 代表理事
株式会社ブロックチェーンハブ CSO
斉藤 賢爾
- 略歴
- 1964年生まれ。「インターネットと社会」の研究者。
日立ソフト(現 日立ソリューションズ)などにエンジニアとして勤めたのち、2000年より慶應義塾大学SFCへ。
2003年、地域通貨「WATシステム」をP2Pデジタル通貨として電子化し、2006年、博士論文「i-WAT:インターネット・ワットシステム─ 信用を維持し、ピア間のバータ取引を容易にするアーキテクチャ」を発表。
現在は「人間不在とならないデジタル通貨」の開発と実用化がおもな研究テーマ。慶應義塾大学SFC研究所上席所員。一般社団法人アカデミーキャンプ代表理事。- 著書:
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- 『不思議の国のNEO──未来を変えたお金の話』(太郎次郎社エディタス)
- 『未来を変える通貨 ビットコイン改革論』(インプレスR&D)等