産学連携フォーラム「第3回 自動車技術に関するCAEフォーラム」2017年3月7日(火)、8日(水)

新たな環境下の中で「今」CAEに求められるもの

2015年2月にはじめて開催された本フォーラムは今回で第3回目を迎えます。前回のフォーラムには1000名に及ぶエンジニアの事前登録があり、今や自動車技術に関するCAEの催事としては関係者にとりましてはなくてはならないほどまでに成長しております。

いうまでもなく、自動車開発期間の短縮や試験コストの削減、さらには設計品質や安全性の向上など、CAEに課せられた役割や課題は多岐に亘ります。また構造解析、流体解析、伝熱解析、磁場解析、音響解析、機構解析、人体モデル、さらには回路や制御設計、数値計算、シミュレーションなど、いずれの分野でもプロットタイプの完全デジタル化には多くの解決すべき課題が残されております。一方あらたな環境の中で流体系や構造系のCAEでは数億や何千万という要素数を対象とするまでになり、解析規模の拡大にどう対処するかは喫緊の課題です。

年々CAE技術は高機能化し、従来は高い技術と経験を有する一部のエンジニアの占有物だったCAE技術もいまでは可視化技術の進歩に伴い専門家でない一般の技術者でも利活用できるようになりましたが、それだけに精度の検証が大きな課題となっております。第三回の本フォーラムは「ADASを支えるCAE」の拡充、新たに「生産加工CAE」というカテゴリーを設け、より新しいトレンドに対応いたしました。

皆様のご支援と御来場をお待ちしております。

テーマカテゴリー

過去のデータを用いてのCAE、簡易モデルを用いてのCAE、FOA、1DCAE

開発初期、CADデータ作成までの期間を概念設計フェーズと定義し、この間、如何に有効な検討をするかを議論する。これまで車体、シャーシ等を対象に、FOA(First Order Analysis)に代表される簡易モデルを用いての検討が提案されている。ここでは一般的製品開発を対象に提案されている1DCAE(内閣府プロジェクト)の概念も参考に議論を進める。自動車開発の場合、過去のモデルの情報があるのでその情報を有効に活用する。対象を拡げ、車体、シャーシ以外にも展開し、その取り分の明確化を目指す。

機能設計をサポートするCAE技術および機能検証するCAE技術全般

電動化や自動化の波で交通社会は大きく変わりつつあり、自動車はますます複雑なシステムになってきている。複雑なシステムを構築する上で「機能設計」の役割は重要である。いきなり詳細な形状や構造の検討に入る前に、目的とする機能を満たすかどうかを、まずはシステムを構成するコンポーネントベースで検討する事が欠かせないからである。今後「概念設計(構想設計)」と「構造設計」をつなぐ「機能設計」の役割はますます大きいものとなるであろう。ここでは機能設計における最新情報を紹介する。

後戻りのない設計を支援する、画期的な構造を提案する構造・設計CAE

近年、自動車開発においてモデルベース設計が活用され始めてきて、従来に比べより一層、後戻りのない効率的な開発ステップが求められている。昨今の製造要件を構造設計のCAEを実施する際に同時に考慮することで、後に製造要件で部品形状が小さな変更においては、目標性能への影響を小さくする様な製品構造を提案する様な後戻り設計を無くす構造設計CAEの事例、または、CAEの活用によって、従来解明されていなかったメカニズムの解明、新しい知見を得た構造解析事例、画期的な構造の見直しによる他社の追随を許さない軽量化の実現の解析事例を取り上げる。

鋳造・鍛造・プレス成形・接合など加工に関するCAE全般(ロボティクスは含まない)

製造品質向上、製造コスト低減および生産準備期間短縮を目的に、鋳造・鍛造・プレス成形など生産加工におけるCAEの利活用が進んでいる。また、生産加工CAEと設計CAEをコンカレントに行うことで、製造要件を考慮した手戻りの少ない設計も可能になってきた。本カテゴリでは、生産加工CAEに関する最先端の技術について取り上げる。

自動車開発に活用されるCFD技術の全般

CFDは、自動車開発に不可欠な手法として、成熟してきた。CFDの適用のレベルは高度化し、適用の範囲も拡大している。また、実験とCFDによる流体現象の解明や新たなCFD手法の提案など、産学連携の取り組みも盛んに行われてる。一方、CFDの拡充が進むにつれ、その確からしさを検証する実験計測技術と、現象の本質を見極る観察力が重要となってきている。今回、CFDの最新動向を紹介し、その将来像を共有する。

ADAS(先進運転支援システム)の開発をサポートするシミュレーションや実験に関するCAE技術全般

先進諸国では安全規制強化に伴い、運転支援という側面から新たな走行制御 デバイスの搭載標準化が近年進められている。 また、それに応じて、デザインフェーズにおける各システムの機能・信頼性・走行性能等の考察や検討を支援するシミュレーション技術とフィジカルフェーズにおけるXiLのような実機テストの一部を代替する実験技術も飛躍的に進化している。 本カテゴリーではADASに適用されるこれらの技術について論議する。

景山 一郎 氏
日本大学
生産工学部
自動車工学リサーチ
センター長
教授 景山 一郎

PICK UP

基調講演1

3月7日(火)9:40〜10:40

加藤 光久 氏

「もっといいクルマづくり」と自動運転技術

トヨタ自動車株式会社
取締役副社長

加藤 光久

基調講演2

3月8日(水)9:40〜10:40

芳賀 繁 氏

ドライバ、ユーザ、道路利用者としての人間特性

立教大学
現代心理学部 教授

芳賀 繁

基調講演3

3月8日(水)17:20〜18:20

赤池 茂 氏

デンソーでのCAE活用促進

株式会社デンソー
基盤技術開発部
担当部長

赤池 茂

開催概要

イベント名

産学連携フォーラム

「第3回 自動車技術に関するCAEフォーラム」

日時

2017年3月7日(火)09:30~18:50(受付開始:09:00)

2017年3月8日(水)09:30~18:20(受付開始:09:00)

展示会場:10:30~18:30
※情報交換会 3月7日(火)19:00~20:30

会場

御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター

東京都千代田区神田駿河台4-6

  • JR 中央線・総武線「御茶ノ水」駅 聖橋口から 徒歩1分
  • 東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」駅 B2出口 【直結】
  • 東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水」駅 出口1から 徒歩4分
  • 都営地下鉄 新宿線「小川町」駅 B3出口から 徒歩6分
参加料

無料(事前登録制)※一部招待制

情報交換会 参加費:4,000円
【C会場】で実施します。講演者とともに有意義な交流を行えます。どうぞご参加下さい。
※定員制により締切る場合がございます。

参加対象 OEM、Tier1、Tier2、ハードウェア&ソフトウェアベンダー
主催 日本大学生産工学部 自動車工学リサーチ・センター
共催 株式会社インプレス
企画 「第3回 自動車技術に関するCAEフォーラム」プログラム委員会
後援
(予定)
  • 公益社団法人 自動車技術会
  • 一般財団法人 日本自動車研究所
  • 一般社団法人 日本機械学会
  • Center for Advanced Vehicular Systems (CAVS),Mississippi State University
  • 名古屋大学未来社会創造機構 モビリティ領域

ほか

お問い合わせ先

「第3回 自動車技術に関するCAEフォーラム」運営事務局

E-mail:car-caeforum@impress.co.jp

TEL:050-3356-0787
受付時間 10:00〜18:00(土・日・祝を除く)

受講お申し込みはこちら

「第3回 自動車技術に関するCAEフォーラム」プログラム委員会

委員長
景山 一郎
日本大学 生産工学部 機械工学科 教授
日本大学 自動車工学リサーチ・センター長
副委員長
原口 哲之理
名古屋大学 未来社会創造機構 モビリティ領域 特任教授 副領域長
委員
石灰 伸好
日野自動車株式会社 技術管理部技術統括室
上岡 孝志
マツダ株式会社 車両開発本部 車両実研部・流体機能開発グループ 主幹
岡本 昌明
トヨタ自動車株式会社 車両CAE部 動的性能CAE技術開発室 グループ長
砂山 良彦
スズキ株式会社 環境・材料・生産技術開発部 第3課 専任職
豊島 貴行
株式会社本田技術研究所 四輪R&Dセンター 第11技術開発室 主任研究員
永井 潤一
住友ゴム工業株式会社 理事
林 憲孝
富士重工業株式会社 スバル第一技術本部 CAE部 主査
本山 惠一
Research Professor, Center for Advanced Vehicular Systems (CAVS), Mississippi State University
野村 浩司
日本大学 生産工学部 機械工学科 教授
日本大学 自動車工学リサーチ・センター 副センター長
見坐地 一人
日本大学 生産工学部 数理情報工学科 教授
日本大学 自動車工学リサーチ・センター 副センター長
谷川 潔
株式会社インプレス Car Watch編集部 編集長