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機能設計をサポートするCAE技術および機能検証するCAE技術全般
電動化や自動化の波で交通社会は大きく変わりつつあり、自動車はますます複雑なシステムになってきている。複雑なシステムを構築する上で「機能設計」の役割は重要である。いきなり詳細な形状や構造の検討に入る前に、目的とする機能を満たすかどうかを、まずはシステムを構成するコンポーネントベースで検討する事が欠かせないからである。今後「概念設計(構想設計)」と「構造設計」をつなぐ「機能設計」の役割はますます大きいものとなるであろう。ここでは機能設計における最新情報を紹介する。
後戻りのない設計を支援する、画期的な構造を提案する構造・設計CAE
近年、自動車開発においてモデルベース設計が活用され始めてきて、従来に比べより一層、後戻りのない効率的な開発ステップが求められている。昨今の製造要件を構造設計のCAEを実施する際に同時に考慮することで、後に製造要件で部品形状が小さな変更においては、目標性能への影響を小さくする様な製品構造を提案する様な後戻り設計を無くす構造設計CAEの事例、または、CAEの活用によって、従来解明されていなかったメカニズムの解明、新しい知見を得た構造解析事例、画期的な構造の見直しによる他社の追随を許さない軽量化の実現の解析事例を取り上げる。
自動車開発に活用されるCFD技術の全般
CFDは、自動車開発に不可欠な手法として、成熟してきた。CFDの適用のレベルは高度化し、適用の範囲も拡大している。また、実験とCFDによる流体現象の解明や新たなCFD手法の提案など、産学連携の取り組みも盛んに行われてる。一方、CFDの拡充が進むにつれ、その確からしさを検証する実験計測技術と、現象の本質を見極る観察力が重要となってきている。今回、CFDの最新動向を紹介し、その将来像を共有する。