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名古屋大学
未来社会創造機構 モビリティ領域
特任教授 副領域長
原口 哲之理
トヨタ自動車株式会社
車両CAE部
部長
立花 久典
現在車両開発においてCAEは重要な開発手法のひとつであるが開発環境が変化する中、CAEの役割はその技術の向上と共に進化しながら多岐に広がり続けている。「もっといいクルマづくり」に向けた性能開発へのCAE適用とそれを支えるCAE技術開発の事例を基にトヨタにおける取り組みについて紹介する。
1985年 トヨタ自動車入社 車両実験部にてFEMによる振動解析技術の開発、乗り心地の実験解析、CAEを用いた振動騒音性能開発などに従事2003年 車両CAE部にて衝突安全・強度信頼性の車両開発室長を担当2007年 同部部長として車両性能開発、CAE技術開発を担当現在に至る
モデレーター:原口 哲之理(名古屋大学 未来社会創造機構 モビリティ領域 特任教授 副領域長)
本田技研科技(中国)有限公司
技術二部 完成車研究科
研究統括
相澤 伸夫
昨今、変化する顧客ニーズへの迅速な対応のため短期間で車体性能判断行う必要がある。また、環境問題への更なる軽量化と性能の両立のため、設計制約が少ない開発初期段階の車体構造検討が重要である。これらの課題に対し、今まで取組んできた車体構造に対する1DCAEの事例とそこから得た気づきなどを紹介する。
(株)本田技術研究所に入社後、四輪の振動騒音開発を担当。90年代後半から車体の振動騒音のCAE研究開発に従事。2005年からHonda R&D Americas, Inc.に勤務し北米機種を現地スタッフと開発。2016年から本田技研科技(中国)有限公司に勤務し中国専用機種開発のCAE研究統括を担当。
ダッソー・システムズ株式会社
CATIA事業部営業部
シニア・セールス・レプレゼンタティブ
磯村 克彦
自動車開発に於いては、EV/自動化運転等、新しい要求仕様に適合したV字開発プロセスの構築の為、OEM/サプライヤはMBSE概念を導入しようとしている。然し、そのスコープからボデー構想設計が取り残されている場合が多い。本講演ではSFE CONCEPTが如何にボデー構想設計でのパラメータ最適化業務を支援するかを紹介する。
2006年ダッソー・システムズ株式会社入社。CATIA V5, 3DEXPERIENCE CATIAソリューションを自動車、航空等各インダストリー向けに販売する傍ら、2016年よりSFE CONCEPTによるボデー構想設計開発支援サービスのプロジェクト管理を手掛ける。
~技術連携の観点とその事例から探る~
アルテアエンジニアリング株式会社
HyperWorksシミュレーション技術部
テクニカルディレクタ東京大学大学院医科系・医学系客員研究員
芝野 真次
ADAS (Advanced Driver Assistance System:先進運転支援システム)あるいは自動運転(Autonomous driving)はこれまでの「ぶつかっても安全な車」から「ぶつからない車」を目指した技術であるため、センサー・通信・外力/熱管理・車両操縦性/安定性・電磁独立性など多くの複合的な特性を如何に効率的に制御するかが重要な課題となる。そこで、このような Multi-Physics Simulation環境の現状とめさずべきものについて講演するとともに、自動運転時代の車両が、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車になることは自明であるので、E-モビリティについても言及し、いくつかの先進的事例を紹介する。
1985年京都大学工学部修士土木工学専攻卒業後、日立造船、日本総合研究所を経て、現職。PWR原子炉心燃料集合体耐震設計、船舶運動=構造設計統合設計、高分子材料設計システムの開発および運用を指揮した後、現在はAltair HyperWorksの流体、電磁場、機構解析系ソフトウェアの技術指導および受託コンサルティング業務に従事。
モデレーター:相馬 仁(名城大学 理工学部 交通機械工学科 教授)
日産自動車株式会社
カスタマーパフォーマンス&CAE・実験技術開発本部統合CAE・PLM部 車両運動性能CAEグループ
主担
京極 仁
一般的に、操縦安定性能の予測評価は、サスペンション形式による機構特性、タイヤ、ブッシュ等の高分子材特有の非線形特性、ステアリング、ダンパー摺動部の摩擦抵抗、更には制御デバイス等が密接に関係しており、機構解析CAEだけでは評価が難しい領域の一つである。本講演では、実際の開発現場においてCAEがどのように開発に貢献できるのか実例を交えて紹介する。
2003年日産自動車入社。2006年までシャシーCAE業務に従事。その後、車両運動性能設計業務を経て、2009年から現部書に配属。運動性能CAE担当として、ADAMSを用いた機構解析CAEのプロジェクト適用、及び0D/1D CAEを用いた複数制御系を含めた車両運動性能CAE技術開発を推進中。
株式会社BETA CAE Systems Japan
カスタマーサービス部
マネージャー
小淵 啓介
近年CAEのメッシングでは自動化や効率化が進んでいるが、難易度が高く手間の掛かる部品は未だ存在する。本講演では、次期ANSAに向け開発している革新的アプローチを用いた新しいメッシング技術を紹介する。また、構造系のみならずCFD解析のデータ・プロセス管理も網羅した先進のCAEワークフロー管理手法も紹介する。
2004年東京理科大学理学部応用物理科を卒業後、自動車メーカーの車両開発部門にてCAE業務を担当。2009年株式会社トップ・シーエーイー(現BETA CAE Systems Japan)へ入社し、技術サポートやコンサルティング業務に従事。2016年よりカスタマーサービス部マネージャーに就任。
インテグラル・テクノロジー株式会社
代表取締役
西浦 光一
パワートレイン、ホワイトボデイ、溶接、樹脂内外装品単品のメッシュ作成・エラー修正を自動車会社様で広く使われている汎用ソフトウエアを独自技術の形状認識技術とお客様のノウハウの知的処理によりオペレータ様レベルまで自動モデリングを行う技術を確立した。現在は、設計初期段階等での干渉、スポット位置合わせ等を行いながらの自動組みたてや、パワートレイン自動組立を行う技術を開発しているのでその一部を紹介する。
大阪府立大学大学院機械工学専攻を修了後、㈱ダイヘン、ダイハツ工業㈱を経て、積水化学工業㈱に入社。新事業ESSプロジェクトでヘッドとして設計者向けCAEナビゲーションソフトを開発・販売し、2007年、同社からの事業譲渡によりインテグラル・テクノロジー㈱を設立、代表取締役として現在に至る。
モデレーター:景山 一郎(日本大学 生産工学部 機械工学科 教授)
スズキ株式会社
環境・材料・生産技術開発部 第三課
専門職(課長代理)
樫山 武士
車体の防錆のために用いられている電着塗装では、設計段階で膜厚を予測するCAE技術が適用され、防錆性確保と生産性向上に効果をあげている。本講演では、電着塗装膜厚CAEの理論と、弊社のこれまでの取り組み、商品開発への活用状況について紹介するとともに、塗装工程CAE全体を含めた今後の課題と展望について述べる。
1994年スズキ株式会社入社。生産技術部塗装課にて主に新機種の立ち上げや設備/治具の設計業務に従事。その後、横浜研究所、実験部解析課にて電着塗装CAEシステムの開発、導入を担当。現在は開発部門で生産CAEを主とした各種の新技術開発に取り組んでいる。
株式会社 IDAJ
解析技術6部
中嶋 達也
シミュレーションを研究開発だけでなく設計の現場で利用するCAEは、構造解析や熱流体解析の分野がリードする形で浸透してきているが、昨今は粉体解析へのニーズが急速に増加している。本セッションでは、これまで解析すること困難であった粉体形状や物理現象のシミュレーションを高速に可能にする汎用粉体解析ツール「Rocky DEM」の特徴を事例とともに紹介する。
1997年、株式会社シーディー・アダプコ・ジャパン(現IDAJ)入社。以来、汎用熱流体解析ソフトウェアを用いたコンサルティングやユーザーサポートに従事。2002年から、同汎用熱流体解析ソフトウェアの技術統括部長。現在は、ANSYSやRocky DEMを始めとした複数の熱流体解析ツールの技術統括と平行して、顧客への開発プロセス改善の提案や設計現場における最新CAE技術構築に従事。
CEIソフトウェア株式会社
吉川 慈人
EnSightは流体解析や構造解析など、様々な分野の解析結果のポスト処理に使用できる汎用ポストプロセッサーである。ポスト処理の効率化という観点から、ポストの共通化のメリット、大規模データへの対応、処理の自動化、複数のデータや実験結果との比較、効果的なプレゼンテーションといった内容を中心に紹介する。
1988年京都大学大学院工学研究科修士課程修了。同年、(株)クボタ入社。その後、クボタコンピュータ(株)、(株)ケイ・ジー・ティー、サイバネットシステム(株)で主に可視化ソフトの技術や製品企画を担当。2010年にEnSightの開発元の日本法人であるCEIソフトウェア(株)の設立とともに代表取締役に就任。
情報交換会
参加費:4,000円【C会議室】で実施します。講演者とともに有意義な交流を行えます。どうぞご参加下さい。
※定員制により締切る場合がございます。