「デジタルビジネスに資するDC/クラウド」実現のロードマップを描く! クラウド&データセンターコンファレンス2016-17

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ご来場誠にありがとうございました。
DC/クラウド事業者必聴――デジタルビジネスの潮流をとらえて競争優位を得る「戦略」と「技術」

独創的なアイデアを持つ新興企業が、老舗・大手を押しのけて市場やビジネスのルールを塗り替える――。近年の破壊的イノベーション(Disruptive Innovation)に共通しているのが「デジタルビジネス」の発想と実践です。たとえ破壊的イノベーションまでには至らなくとも、変化のスピードが以前とはまったく異なる市場で、企業が今後も競争優位を維持していくにあたり、自社ビジネスのデジタル化は避けて通れないテーマだと言えます。

そして、デジタルビジネスへの対応は、それに取り組む企業に選ばれる側のデータセンター/クラウドサービス事業者にとっても重要な課題となります。はたして、「デジタルビジネスに資するデータセンター/クラウドサービス」は具体的にどのような姿であるべきなのでしょうか。

その姿を見定め、有効なアクションを明らかにする場として、今回、「クラウド&データセンターコンファレンス2016-17」を開催いたします。特にご参加いただきたいのは、固定的な“ファシリティとしてのデータセンター”から、ユーザーの要件に応じてスケーラブルにITインフラを提供できる“サービスとしてのデータセンター”への転換を目指す事業者の皆さまです。

当日は、基調講演、各テクノロジーセッション、そしてクロージングの「日本のデータセンター/クラウド事業者の生きる道」パネルディスカッションを通じて、デジタルビジネスに資するデータセンター/クラウドサービスの実現につながる確かな解を持ち帰っていただきたく思います。

12月6日火曜日、今年最後のコンファレンスで、データセンター/クラウドサービスの今後あるべき姿を共に探ってまいりましょう。おひとりでも多くの皆さまのご参加を心よりお待ちしています。

株式会社インプレス データセンター完全ガイド 編集長
河原 潤

開催概要

イベント名
「デジタルビジネスに資するDC/クラウド」実現のロードマップを描く!
クラウド&データセンターコンファレンス2016-17
日時
2016年12月6日(火) 10:00~18:15(受付開始 9:30)
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会場
東京都千代田区神田錦町3-22 テラススクエア3F
  • 都営三田線 都営新宿線 東京メトロ半蔵門線 神保町駅 A9出口 徒歩2分
  • 東京メトロ東西線 竹橋駅 3b出口 徒歩5分
  • 東京メトロ丸ノ内線 淡路町駅 B7出口 徒歩7分
  • 東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅 B7出口 徒歩7分
  • JR中央線 JR総武線 御茶ノ水駅 御茶ノ水橋口 徒歩10分
受講料
無料(事前登録制)
参加対象
  1. ユーザー企業、SIer/NIerに最適なITインフラを提供するクラウド/データセンターサービス事業者
  2. 自社ビジネスに最適なITインフラを求めているユーザー企業のITインフラ担当者
  3. ユーザー企業のITインフラ企画・選定・構築・運用を支援するSIer/NIer

上記以外のお客様、ならびに弊社およびスポンサー各社との競合関係にあるお客様など、お申し込みにあたりましては業種、職種などを含めた弊社基準による判断により、参加のご希望に沿えない場合がございます。当日お越しいただいても受講いただけませんので何卒ご容赦ください。

また、コンサルティング関連のお客様、および個人、学生のお客様はお申し込みいただけません。あらかじめご了承ください。

定員
150名
主催
お問い合わせ先
株式会社インプレス イベント事務局
TEL:03-6804-1432
受付時間 10:00~18:00(土・日・祝日を除く)

タイムテーブル

10:00~10:50
(50分)
オープニング基調講演
技術トレンドから読み解く、デジタル変革期のクラウド/データセンター「進化の方向」
新野 淳一 氏
Publickey
ブロガー・イン・チーフ
新野 淳一
講演概要

先端テクノロジーの高度な活用で価値を創造するデジタルビジネス。市場での生き残りをかけた企業の取り組みを支える文字どおりのインフラとして、データセンターやクラウド基盤は、この先、どのような進化を遂げていくのでしょうか。

ITインフラを形成するテクノロジーの動向に目を向けると、コンテナやサーバレスアーキテクチャ、さらには、メモリセントリックやラックスケールアーキテクチャといった“ポスト・ムーア”技術などが登場しています。こうした技術の台頭は、データセンターやクラウド基盤のあり方として、従来のファシリティ指向からソフトウェア指向への転換をいっそう強く促すものとなるでしょう。

デジタルビジネスを加速するテクノロジーとITインフラを形成するテクノロジー、それぞれのトレンドを確認・解説しながら、デジタル変革期に、クラウド/データセンターの向かう方向を明らかにしてみたいと思います。

講師プロフィール

大学でUNIXを学び、株式会社アスキーに入社。データベースのテクニカルサポート、月刊アスキーNT副編集長などを経て1998年に退社、フリーランスライターに。2000年、株式会社アットマーク・アイティ(現アイティメディア株式会社)設立に参画、オンラインメディア部門の発行人/執行役員に就任。2008年に再び独立し、翌年より、エンタープライズITを軸にクラウドやWeb標準をはじめとする国内外のトピックをタイムリーに伝えるブログメディア「Publickey」を開始。現在は月間40万PV、ICT業界に身を置くビジネス/テクノロジーパーソンの必読メディアとして絶大な支持を集めている。

10:50~11:40
(50分)
セッション1
クラウド時代のストレージ選択
―フラッシュストレージはすべてを解決するのか?―
村山 雅彦 氏
ティントリジャパン合同会社
技術本部
本部長
村山 雅彦
講演概要

クラウドが稼働するインフラに関しては、クラウド特有の利用・運用形態が要因となり、環境全体がブラックボックス化してしまうことが大きな問題になっています。特にストレージにおいては、性能に優れるオールフラッシュ製品に期待が集まり導入され始めていますが、既存の問題が解決できるかというと、実際はそううまくは行きません。

本セッションでは、クラウド環境におけるストレージ選択において、どのような視点を持つべきかについて解説します。

11:50~12:30
(40分)
セッション2
SRX5k for Cloud Builders
〜急激に変化するサービス要件に迅速に対応せよ〜
永田 裕之 氏
マクニカネットワークス株式会社
技術統括部 プロダクト第5技術部 第2課
主任技師
永田 裕之
講演概要

Juniper社のデータセンター向けサービスゲートウェイであるSRX5000シリーズ。その特徴である“サービス稼働中に様々な拡張を行える”という利点をいくつかの想定構成から動作確認を行い、サービスへの影響度と効果を明らかにします。なお、本検証はJuniper社とマクニカネットワークスとの共同で行いました。

12:40~13:00
(20分)
ランチタイムセッション1
最新調査で浮き彫りになった、DC事業者と利用企業それぞれの意向
―『データセンター調査報告書2016』より―
株式会社インプレス
データセンター完全ガイド編集部 アナリスト
池田 健二
講演概要

インプレス総合研究所とデータセンター完全ガイド編集部が毎年発行している国内データセンター/クラウド市場の動向調査『データセンター調査報告書』。データセンター事業者のビジネス意向調査では、DC施設の保有状況やクラウド事業の計画といった事業の現況と今後の方針などを、また、利用企業の動向ではデータセンターの利用状況や選定理由などをつぶさに調査しています。

本セッションでは9月に刊行された最新の2016年版の“ハイライト”として、特に注目すべきポイントを示します。なお、ご来場者限定特典の「データセンター調査報告書2016特別割引による購入予約」もご利用いただければ幸いです。

※本セッションはランチタイムセッションです。ご参加の方にランチをご用意しています。

13:00~13:40
(40分)
ランチタイムセッション2
インテルのデータセンター向け技術とソリューション
高木 正貴 氏
インテル株式会社
データセンター・ソリューションズ
ビジネス・デベロップメント・マネージャー
高木 正貴
講演概要

デジタル・エコノミーの勃興による、より迅速なサービスの立ち上げが、プラットフォームの進化や、ソフトウェアによるより柔軟な制御を後押しする中で、データセンター内の機器管理についても変化が必要になってきています。本セッションでは、インテルのデータセンター向け技術とソリューションについてインテル社内および国内の事例を交えてお話します。

※本セッションはランチタイムセッションです。ご参加の方にランチをご用意しています。

13:55~14:45
(50分)
アフタヌーン基調講演
クラウド経済圏で今起こっていることと、日本の事業者がなすべきアクション(仮)
―AWSの価値の源泉であるエコシステムを効果的に活用する方法―
渥美 俊英 氏
一般社団法人クラウド利用促進機構(CUPA)運営委員
特定非営利活動法人 日本セキュリティ監査協会
JASA-クラウドセキュリティ推進協議会(JCISPA)アドバイザー
渥美 俊英
講演概要

ビジネスに俊敏にこたえるITインフラの実現を目的に、パブリッククラウドのIaaSを活用する動きがさらに加速しています。

国内のデータセンター事業者にとって、Amazon Web Service(AWS)のような大手グローバルのクラウド事業者は、一見競合に思われるかもしれません。ところが実は、彼らの有するエコシステムを効果的に活用することで顧客企業に魅力的なサービスを追加でき、競争優位性を高めることが可能です。

本セッションでは、最大手AWSをはじめ、世界のクラウド経済圏の最新動向を踏まえ、日本の事業者がどのようなアクションをとっていけばよいのかを考察します。

講師プロフィール

筑波大学卒業後、電通国際情報サービス(ISID)に入社。インターネットバンキングなどの金融向けシステム開発を経て、技術支援部門の長を歴任。AWSの台頭に早期から着目し、クラウドエバンジェリストとして、さまざまなコミュニティに参加しながらクラウド推進の活動に携わる。ISID退職後、アマゾン ウェブ サービス ジャパンのエンタープライズエバンジェリストを経て現職。金融機関向けクラウド利用、経産省クラウド、情報セキュリティ活用ガイドラインの執筆など、各種技術からセキュリティ、ガバナンスまでクラウドのあらゆる領域を網羅する。

14:45~15:25
(40分)
セッション3
サイロ化したサービス基盤間を接続する仮想化ネットワークソリューション(仮)
能見 元英 氏
アラクサラネットワークス株式会社
ネットワークシステム部
主任技師
能見 元英
講演概要

サーバ仮想化ソフトウェアの制約やサービスの多様化等に伴い、事業者のデータセンターはソフトウェア毎・サービス毎に分断されてサイロ化が進み、スケーラビリティに欠く状態になるケースが有ります。本セミナーではサイロ化したサービス基盤間を接続する仮想化ネットワークソリューションをご紹介します。

15:35~16:15
(40分)
セッション4
次世代クラウド / データセンターに価値をもたらすプラットフォームソリューションとは?
荒木 純隆 氏
富士通株式会社
エンタプライズシステム事業本部 事業企画統括部
シニアディレクター
荒木 純隆
講演概要

競争が激化するクラウド/データセンタービジネスで、より付加価値の高いサービスを提供するためにはどのようなプラットフォームソリューションを選択すべきか? オールフラッシュアレイ、垂直統合商品をはじめとする、富士通のさまざまな取り組みや最先端テクノロジーをご紹介します。

16:25~17:15
(50分)
セッション5
ビジネス志向のエンタープライズクラウド
柳澤 久永 氏
ニュータニックス・ジャパン合同会社
市場開発本部
本部長
柳澤 久永
講演概要

仮想化により劇的に進化した企業ITは、クラウドの利用やハイブリッド化により新たなフェーズを迎えています。仮想化製品も多様化し選択肢が増えたことや、クラウド利用の想定以上のコスト高など、新たな課題も生まれています。当セッションでは、HCI(ハイパーコンバージドインフラ)市場をリードしてきたNutanixが、エンタープライズクラウド(企業ITの安全性+クラウドの利便性)により、ユーザ企業がもっと戦略的な業務にフォーカスできるビジネス志向な、これからのあるべきDC/カスタムメイドなクラウドについてご説明します。

17:25~18:15
(50分)
クロージングパネルディスカッション

徹底討論・ニッポンのデータセンター/クラウド事業者の生きる道

〜クラウドシフトは必須? それとも別の方向もあり? 国内顧客の信頼を勝ち取る戦略を探る〜

パネリスト[DC/クラウド事業者]

石田 誠司 氏
株式会社IDCフロンティア
代表取締役社長
石田 誠司
古田 敬 氏
エクイニクス・ジャパン株式会社
代表取締役
古田 敬
上野貴也 氏
ニフティ株式会社
執行役員/CIO (兼) クラウド事業部長
上野貴也

パネリスト[DC/クラウドエキスパート]

渥美 俊英氏
一般社団法人クラウド利用促進機構(CUPA)
運営委員
渥美 俊英
関谷 勇司氏
東京大学
情報基盤センター
准教授
関谷 勇司

モデレーター

河原 潤 氏
株式会社インプレス
データセンター完全ガイド
編集長
河原 潤
講演概要

データセンター事業者自身にも迫られる「クラウドシフト」と「デジタルビジネス」への対応。そして、外資系クラウド事業者の攻勢をはじめ競争が激化する中での、国内事業者が市場を生き抜く術(すべ)は――。

事業者キーパーソンと、業界識者をパネリストに迎えて、ニッポンのデータセンター/クラウド事業者の課題、将来性、あるべき姿について、徹底的かつ、ここでしか聴けないディスカッションを繰り広げてみたいと思います。