「2018年には企業データの50%超がクラウドに蓄積される」との予測があります。今はまだ5%以下と言われていますが、この数年でデータを取り巻く状況は大きく変化しようとしています。何らかの対処策を打たないと、ガバナンス不在のままデータのサイロ化が進み、データの有効利用どころかコストの増大やセキュリティの脅威を招くのは自明でしょう。本来、企業の貴重な経営資源であるはずのデータがリスク要因と化してしまうのです。

それだけではありません。ウェアラブル機器を含めたモバイル活用やSaaSの業務利用、IoT(Internet of Things)との連携といった新しい動きは確実に加速します。それらが新たなデータを生み出し、データの管理や統合、活用を困難にすることは間違いありません。上手くやれる企業とそうでない企業に大差がつく──だからこそ今、「データのコントロールを取り戻す」ために行動を起こすことが大切です。

では具体的にどうすればいいのでしょうか? IT Leadersは、クラウド&IoTが進む中でデータをガバナンスし、ビジネス価値に結び付けるための方策を探るべく本セミナーを企画しました。起こり得る問題・課題・リスクは何か、どんな対応策があるのか。この分野に造詣が深いアイ・ティ・アールの浅利浩一氏や、インフォマティカやインフォテリアといったITソリューション・ベンダーの講演を通じて明らかにします。是非、ご参加ください。

開催概要

イベント名
IT Leadersフォーラム
クラウド&IoT時代の今こそ、データにガバナンスを!
~インテリジェント化進むデータ基盤の最新像を知る~
日時
2015年6月26日(金)13:00~16:15(受付開始 12:30)
会場
東京都千代田区内幸町2-1-1 飯野ビルディング4F(地図を確認する
  • 「霞ケ関」駅(東京メトロ日比谷線・千代田線) C4出口直結 
  • 「霞ケ関」駅(東京メトロ丸ノ内線) B2出口 徒歩5分
  • 「虎ノ門」駅(東京メトロ銀座線) 9番出口 徒歩3分
  • 「桜田門」駅(東京メトロ有楽町線) 5番出口徒歩10分
  • 「新橋」駅(JR山手線・京浜東北線・東海道線・横須賀線、都営地下鉄浅草線、ゆりかもめ) 徒歩10分
  • 「内幸町」駅(都営地下鉄三田線) A7出口 徒歩3分
参加料
無料
参加対象
  • ユーザー企業のCIO
  • IT部門責任者・担当者
  • SI・システム開発の事業責任者、担当者
定員
100名様
主催
株式会社インプレス「IT Leaders」
後援
日本データマネジメント・コンソーシアム(JDMC)
URL
セミナー情報ページ
http://www.impressbm.co.jp/event/itl201506/
参加登録ページ
https://reg26.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=nc-miqiq-8d310b18b107344f5069c43d59e991e0
お問い合わせ先
インプレス イベント事務局
TEL: 03-5510-4079
受付時間 10:00~18:00(土・日・祝日を除く)
参加登録はこちら

タイムテーブル

13:00~13:50
基調講演
デジタルイノベーション実現の要となるデータマネジメント
株式会社アイ・ティ・アール リサーチ統括ディレクター/プリンシパル・アナリスト 浅利 浩一 氏
株式会社アイ・ティ・アール
リサーチ統括ディレクター/プリンシパル・アナリスト
浅利 浩一
講師プロフィール

国内製造業で、生産、販売、調達、物流、会計、人事・給与、製造現場/工程システムなど、エンタープライズ全領域のアプリケーション構築に携わる。SAPの設計・展開では、国内グループ企業向け共通システム、およびグローバルシステムの構築に携わるなど、幅広い業務分野での導入経験を持つ。2002年より現職。

現在は、ERPを中核としたエンタープライズ・アプリケーション全般、SCM、PLMを担当し、可視化からシステム化構想、製品選定、概要設計および導入支援などのプロジェクトを数多く手がけている。また、グループ/グローバルにおけるシステムの設計・構築・展開などのコンサルティングに取り組んでいる。

講演概要

社会・産業のデジタル化が進む中、IoTやクラウドを活用してユーザー企業自身がビジネス・イノベーションを推進しようとする動きが急速に活発化しつつあります。

ITはもはや舞台裏の黒子ではなく、競争優位獲得や新規事業展開における牽引役としての役割を担うことが期待されており、そのためには、顧客や製品に関わる情報の分断は、もはや前近代的な課題として認識すべきではないでしょうか。

デジタルイノベーションの潮流を踏まえつつ、ビジネスモデルそのものの見直しとIT化の検討を同時並行で進めていくにあたり、欠かせざるデータマネジメントの重要性について述べます。

13:50~14:30
セッション1
ETL/ESBのその先へ。
あらゆるデータの流通を集中管理する次世代型データ統合ハブ基盤
インフォマティカ・ジャパン株式会社 セールスコンサルティング部 ソリューションアーキテクト 久國 淳 氏
インフォマティカ・ジャパン株式会社
セールスコンサルティング部
ソリューションアーキテクト
久國 淳
講師プロフィール

講演概要

レガシーやアプリケーション、DB、クラウドなど、多種多様な環境におけるデータのサイロ化が、データ資産の管理・統合、ひいては活用を困難にしています。現代の複雑なIT環境においては、従来のデータ連携方式では、非効率な開発・運用、データの冗長化、不透明なデータフローなどの問題から脱却することはできません。本セッションでは、あらゆる環境間におけるデータの流通を集中的に管理・実現するデータ統合ハブ基盤の考え方とその効果をご紹介します。

14:40~15:20
セッション2
まずは試そう!スクラップ&ビルドでクラウドのメリットを引き出すデータ連携基盤
インフォテリア株式会社 マーケティング本部 プロダクトマーケティング部 シニアプロダクトマネージャー 森 一弥 氏
インフォテリア株式会社
マーケティング本部 プロダクトマーケティング部
シニアプロダクトマネージャー
森 一弥
講演概要

WebサイトやCRM、メールやOfficeツールのSaaSから始まったクラウド利用は今、業務システムのIaaSへの移行に広がっています。システム構築・運用コストの削減やディザスタ・リカバリといった利点からですが、初期の段階で既存システムやサービス同士の「データ連携基盤」をしっかり計画しておく必要があります。

ここをおろそかにすれば“クラウド・スパゲティ”の出現を招き、的確に実装すれば業務にスピード感をもたらし、そしてデータを価値に変えることが可能になります。文字通り、雲泥の差があるわけです。本講演では、そうした問題意識の下で日本企業にとって最適な機能を実装したデータ連携基盤について解説します。

15:25~16:15
パネルディスカッション
先駆的ユーザーが語るデータ活用とガバナンス
「机上論を脱し、実践から理想像を探るべし!」

必要な人が、必要なタイミングで、必要なデータにアクセスできる環境を整える──。言葉でこそ簡単ですが、その具現化は一筋縄にはいきません。データ活用で成果を上げているユーザーは、どのようなアプローチで臨んでいるのでしょうか。直面した課題や、その解決方法などを交え、“現実解”を念頭に本音で議論します。

パネリスト
株式会社ツムラ
情報技術部
シニアマネージャー
佐藤 秀男
ライオン株式会社
統合システム部
副主任部員
濟田 信
モデレータ
株式会社インプレス IT Leaders 編集長 川上 潤司

※セッション内容は、予告なく変更される場合もございます。予めご了承ください。

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